プロヴァンス伝統菓子ナヴェット Navette

2017年11月30日(木) #贈り物のお話


プロヴァンスの伝統菓子ナヴェットを皆さまご存知でしょうか?

 

こちら、何の形に見えますか?

 

フランスからの贈り物Voici la Franceコラム

 

Navette=小舟を意味します。名前の通り、小舟の形を象徴した菓子です。

 

この特徴的なナヴェットがプロヴァンスの伝統菓子になった由来はいくつか言われており、一つの定説は決められていません。

有名なのは、1781年にマルセイユのベーカリーMonsieur Aveyrousがプロヴァンスに伝わる複数の言い伝えにインスピレーションを得て小舟型の菓子パンを考案したと言われています。

その言い伝えは主に2つあると言われています。

 

1つは、マルセイユの神話。13世紀、マルセイユの港に沈没船が到来しました。その沈没船の姿が聖母マリアや海の神に見えたことから、マルセイユの人々は神様の遣いが到来したと信じました。この神話が元になって、現在もジプシーの人々が基本的に5月に聖母マリアを祀るお祭りをしています。

 

もう1つは、ローマ時代から始まったといわれるシャンデル(蝋燭立て)の祭りです。聖母マリアがイエスを神に奉献するためにエルサレムへ向かう途中、プロヴァンスに立ち寄りました。その時、シャンデル(蝋燭立て)の祭りが開催されたのです。  

   

こうしてローマ時代からの土着の祭りにキリスト教信仰が融合し、現在も聖母マリアがマルセイユを訪れた日付とされる2月2日に、毎年シャンデル(蝋燭立て)の祭りが開催されています。12月25日のクリスマスに生まれたイエス・キリストを抱いた聖母マリアがマルセイユを訪れたのはキリスト生誕から40日後、つまり2月2日にあたるわけです。この40日という数字は、ユダヤ教にとっては物事が懐胎する期間といわれています。

 

かつてはクレープが食べられていたシャンデルの祭りですが、現在のシャンデルの祭りでは、プロヴァンスの伝統菓子であるナヴェットが食べられています。この時、1年の各月に対応するようにナヴェットを12個買う風習があり、ナヴェットを買った人には幸運がもたらされると言われています。

同時に、ナヴェットはこの地方によく起こる雷と火事除けのお守りでもあるそうです。

 

家庭によって、パン屋さんによって、このNavette ナヴェットにはいろいろな味、大きさ、硬さがあります。

ぜひみなさんもプロヴァンスを旅した時には、プロヴァンスの伝統菓子であるナヴェットの自分だけのお気に入りを見つけてくださいね。

 

 

そして、本場フランスのナヴェットをフランスからの贈り物Voici la Franceでもお届けしております!

オリーブオイルメゾンChâteau Virantが作るナヴェットです。

 

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シャトー・ヴィラン ナヴェット エクストラバージンオリーブオイル使用

 

ナヴェットにはオレンジフレーバーのものが多いのですが、シャトー・ヴィランのナヴェットにはオレンジやオレンジ香料は入っていません。

その代り、芳醇なシャトー・ヴィランのエクストラバージンオリーブオイルのフルーティーな香りが、口の中にふわっと優しく広がります。

原材料は、小麦粉、エクストラバージンオリーブオイル、砂糖、卵、ベーキングパウダーで、着色料や保存料は一切使っていません。甘さは控えめで、さくっとした食感が楽しいビスケットです。

 

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長さが約8センチあり、1個でも満足していただけるナヴェットになっています。ほのかな甘さが広がるビスケットなので、おやつにもいいですし、食前酒のお供、ワインやウィスキーといったお酒のおつまみにもぴったりです。

 

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ぜひご賞味ください!